
SSDの価格下落に伴い、激安SSDなども増えてきた今日この頃。
そんなある日、価格に負けてKingFast F6 PROを購入しました。
480GBモデルでなんと
8,980円 7,880円
(NTT-X、2018年10月現在) だったのです。
用途はゲームのインストール、普通に使うつもりでしたのですが、
フォロワーの某氏から
割れと言われたので、殻を割ることにしました。

まずは開封の儀です。
中身はSSD本体と、簡易インストールマニュアルのみというシンプルなもの。

殻を割る前に、いったん接続して初期不良がないことを確認します。
このSSの時点では、電源投入は1~3回、書き込みもほとんどなかったのですが、
表示上はすでに500GB前後の読み書きが行われ、電源投入12回、使用時間3時間。
抜き打ち、あるいは全数検査によるテストでも行われたのでしょうか。
そうであったと思いたいw

続いてベンチです。
シーケンシャルのスコアは、ほぼ公称値通りの結果が出ており、
HD Tuneのベンチは、全域にわたって安定しているようです。

そしていざ。 殻を割ります。
最近のSSDは、NANDが大容量化しているので中身がすっきりしていますよね。

基板はネジ止めされているだけなので、ネジを外せば簡単に外せます。
と!
そこであることに気がついたのです。
それに気がついた人もいるのではないのでしょうか。
この基板、Colorful製SSDと同じようなのです。
ColorfulのSSDといえば、廃棄品のNANDを再利用しているから安価だとか、
NANDに関するネガティブな情報が飛び交ったのはご存じの人も多いかと思います。
(代理店のリンクスがお知らせを
掲載するほど騒ぎが大きかったようです。)
そこで、このページで掲載されている写真を拝借し、この写真に重ねてみます。

見事なまでにぴったりです。
拝借した画像を50%透過させているので元画像が透けて見えるのですが、
重ねているのが分からないくらい一致しています。
というわけで、KingFast F6 PROは、Colorful SL500と同一基板、そして、
ファームウェアも同じなので、完全同一とみて間違いないかと思います。
さて、これらのNANDの疑惑等については各自の判断にお任せするとして、
激安SSDは、割り切った用途などで選ぶ人が多いと思います。
その中でも、Colorfulが候補に入っている人は多いのではないでしょうか。
しかし、市場価格はColorfulに比べてF6 PROの方が安価な場合が多く、
両者が同じであることが明らかになった今、F6 PROを選ぶのもいいかもしれません。
※06/30追記
このSSDを使い始めて気になったことがありました。それは温度です。
24時間以上経過しても、温度が微動だにしないのです。
アイドル時もベンチ時も、ゲームの読み込み時でも全く同じ温度だったのです。
そこで、同SSDにおけるCrystalDiskInfoのスクリーンショットを
検索してみました。
予感は的中、いくつか見つかったスクリーンショットすべてが40℃です。
そして、同一と判断したColorful SL500のスクリーンショットも
検索してみました。
やはり、こちらも見つかったスクリーンショットすべてが40℃です。
これらの結果から判断すると、少なくとも表示温度は正しくないどころか、
場合によっては、温度計測自体が行われていない可能性もありそうです。
とはいっても、通常は2.5インチSATA SSDだとNVMe SSDより温度は低く、
致命的なダメージを与える温度にはなりにくい場合が多いですし、
かつては温度表示に対応しないSSDもあったので、
そこまでシビアになることもないかなと思います。
というわけで、購入する人は、温度はアテにせず割り切って使いましょう。
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