
先日購入したCore 2 Quad Q9650。
この週末に交換し、ちょいとオーバークロックしてみました。
Q9650自体は以前から発売されており、今更感はありますが、
ま、せっかく買ったわけですし、ネタにでも…と思いまして。
(その後の模様とベンチ比較を追記いたしました)

購入した個体のロットはL827B048、マレーシア産のE0になります。
使用マザーはGIGABYTE GA-EP45-UD3R、
クーラーはANDY SAMURAI MASTERで、ファンは12cm 2400rpmです。
また、Dynamic Energy Saver(DES)でCPUの消費電力を見てみるため、
C1E/EISTは有効にしてあります
(DESインストール時は必須)。


まずは定格時のアイドル(上)、そして負荷時(下)です。
負荷テストにはPrime 95を使用、そのときの消費電力は約50W。
ちなみに、E7200定格で約20W、E8400定格で約30W
(ともにORTHOS時)になります。
また、このときコア電圧はAUTOですが、DESを使用しているので、
本来の定格電圧よりは微妙に下げられていると思われます。
そして、負荷時のCPU電圧(CPU-Z読み)を定格としてBIOSでVcoreを固定、
徐々にオーバークロックです。

3.6GHz。
このあたりだと定格電圧では不安定になるケースも。
というわけで、Vcoreを+0.05V盛りました。
消費電力は50W強をうろうろ、3GHzと比べて極端に大きくはないようです。
その後3.8GHzにアップすると、OS起動に失敗することも。
ここでVcoreをさらに+0.05V。


目標の4GHz。
3.6GHzを超えると、段階的にVcoreを盛っていかないといけないようです。
とりあえず3.8GHz時よりさらに+0.08V。
消費電力は95W前後をうろうろ、時に100Wに達することも。
ここで試しにBOINCを走らせてみたところ、再起動(;´Д`)
消費電力や温度を見てみたところ、Prime 95よりBOINCの方が負荷は高いようです。
そこで、ここから負荷テストをBOINCに変更、Vcoreを少しずつ盛っていき、
最終的に3.8GHz時から+0.13Vに。
CPU-Z読みでアイドル時1.3Vちょい、負荷時で1.28V前後です。
しかし、BOINCで負荷をかけ続けると、もっとも温度の高いコアが約70℃に。
室温14~15℃(推定)でこれだと、夏は厳しそうです。
おそらく、現在使ってるケースがそれほど冷却性能が高そうではないので、
ケースの交換やクーラーの交換で若干温度は下げられそうな感じです。
その辺も視野に入れつつ、しばらく様子を見ながら、
細かい設定変更を繰り返してみようかと思います。
※03/09追記上記クロック+電圧設定で2日に1回くらいの割合でBOINCが落ちていました。
その後、電圧はそのまま、クロックを3.96GHzに落とすと落ちることはなくなりました。
しばらくこの設定で温度を見ながらBOINCでシバいていたのですが、
室温25℃(体感)で78℃~80℃、時々80℃を突破します。
やはり夏を越すことは不可能と考え、
PCケースを交換しました。

結果、同じような状況でCore #0が70℃前後まで下がり、
以前と比べて8℃前後下がりました。HDDの温度も5℃前後下がりました。
まだ夏は厳しいかもしれないですが、この設定で当分常用できそうです。
この先気温が上がり、平均80℃くらいまであがるようであれば、
今度はCPUクーラーを交換してみようかと思います。
交換したら、また追記したいと思います。
※07/21追記
現在の常用設定です。
(画像は少々古いもので、現在VcoreはCPU-Z読みで1.296Vです)前回はケース、その後
クーラーを交換したことでCPU温度もグッと下がり、
エアコンなしの夏にBOINCを回し続けても乗り切れそうです。

ついでに、以前暫定的に4.2GHzまで引き上げてベンチを走らせたのですが、
掲載しようと思いつつも時間がなかなかなく、放置状態でした(;´Д`)
というわけで、そのとき計測したベンチ結果と定格とのベンチ比較、
および過去に行ったデュアルコアのOCとの比較です。
CINEBENCH R10
| 1CPU | 4CPU |
Q9650 | 3.0GHz | 3253 (4:31) | 11382 (1:17) |
4.0GHz | 4444 (3:19) | 15300 (0:57) |
4.2GHz | 4617 (3:11) | 16219 (0:54) |
E8400 | 4.3GHz | ---- (-:--) | ----- (1:39) |
E7200 | 4.27GHz | ---- (-:--) | ----- (1:41) |
CrystalMark 2004
| ALU | FPU |
| Fibo | e | Prime | QSort | Pure | Rand | FFT | Mandel |
Q9650 | 3.0GHz | 19532 | 13752 | 7322 | 14465 | 6449 | 37538 | 9515 | 9114 |
4.0GHz | 26885 | 16155 | 9998 | 19714 | 6913 | 51395 | 12826 | 12382 |
4.2GHz | 27880 | 19436 | 10310 | 20283 | 8136 | 53223 | 13374 | 12859 |
E8400 | 3.0GHz | 10500 | 7798 | 3689 | 7257 | 2882 | 19042 | 4918 | 4547 |
4.3GHz | 14861 | 11312 | 5316 | 10453 | 3466 | 27156 | 7100 | 6573 |
E7200 | 4.27GHz | 14786 | 11223 | 5279 | 10348 | 4139 | 26823 | 7079 | 6535 |
Superπ 1M
Q9650 | E8400 | E7200 |
3.0GHz | 4.0GHz | 4.2GHz | 3.0GHz | 4.3GHz | 4.27GHz |
15.938s | 11.750s | 11.312s | 15.703s | 10.938s | 12.640s |
午後べんち Q9650@3.0GHz
[速度] 53.69倍速 [設定] Q=0 FPU
[速度] 65.76倍速 [設定] Q=0 FPU MMX
[速度] 76.54倍速 [設定] Q=0 FPU SSE MMX
[速度] 78.56倍速 [設定] Q=0 FPU SSE2 SSE MMX
[速度] 201.40倍速 [設定] Q=5 FPU
[速度] 199.97倍速 [設定] Q=5 FPU MMX
[速度] 328.85倍速 [設定] Q=5 FPU SSE MMX
[速度] 332.73倍速 [設定] Q=5 FPU SSE2 SSE MMX
[速度] 191.96倍速 [設定] Q=8 FPU
[速度] 196.64倍速 [設定] Q=8 FPU MMX
[速度] 450.12倍速 [設定] Q=8 FPU SSE MMX
[速度] 518.95倍速 [設定] Q=8 FPU SSE2 SSE MMX
午後べんち Q9650@4.0GHz
[速度] 73.81倍速 [設定] Q=0 FPU
[速度] 70.19倍速 [設定] Q=0 FPU MMX
[速度] 104.30倍速 [設定] Q=0 FPU SSE MMX
[速度] 106.93倍速 [設定] Q=0 FPU SSE2 SSE MMX
[速度] 272.90倍速 [設定] Q=5 FPU
[速度] 270.99倍速 [設定] Q=5 FPU MMX
[速度] 441.49倍速 [設定] Q=5 FPU SSE MMX
[速度] 457.62倍速 [設定] Q=5 FPU SSE2 SSE MMX
[速度] 264.56倍速 [設定] Q=8 FPU
[速度] 272.27倍速 [設定] Q=8 FPU MMX
[速度] 599.73倍速 [設定] Q=8 FPU SSE MMX
[速度] 662.56倍速 [設定] Q=8 FPU SSE2 SSE MMX
午後べんち Q9650@4.2GHz
[速度] 76.69倍速 [設定] Q=0 FPU
[速度] 93.99倍速 [設定] Q=0 FPU MMX
[速度] 109.71倍速 [設定] Q=0 FPU SSE MMX
[速度] 112.64倍速 [設定] Q=0 FPU SSE2 SSE MMX
[速度] 285.40倍速 [設定] Q=5 FPU
[速度] 284.16倍速 [設定] Q=5 FPU MMX
[速度] 461.13倍速 [設定] Q=5 FPU SSE MMX
[速度] 471.59倍速 [設定] Q=5 FPU SSE2 SSE MMX
[速度] 281.42倍速 [設定] Q=8 FPU
[速度] 280.47倍速 [設定] Q=8 FPU MMX
[速度] 635.72倍速 [設定] Q=8 FPU SSE MMX
[速度] 674.63倍速 [設定] Q=8 FPU SSE2 SSE MMX
[ Q9650 ]
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