MSIとASUSのレビュワー向けVGAサンプルはOC仕様だったらしい
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MSI and ASUS Send VGA Review Samples with Higher Clocks than R… - techPowerUp
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TechPowerUp Impact: MSI Issues "OC Mode by Default" BIOSes - techPowerUp
MSIとASUS製ビデオカードのレビュワー向けサンプルは、
製品版より動作クロックが高いオーバークロック仕様だったそうです。
これをうけ、MSIは公式声明を発表し、GeForce GTX1080/GTX1070向けに、
レビュワーに配布されたカードと同じBIOSをリリースしました。
上記に掲載された公式声明を要約すると、以下のようになります。
・BIOSには「Silent Mode」「Gaming Mode」「OC Mode」の3つのモードがある
・製品版はOC Modeに近い性能でワット性能に優れたGaming Modeに設定されている
・最高の性能と全ての機能を利用するため、Gaming Appの使用を勧めている
・Gaming Appを使えば、これら3つのモードを1クリックで設定できる
・レビューでは、Gaming Appなどのようなソフトウェアは使用されない
・Gaming App使用時と同等の性能を発揮させるため、サンプルはOC Modeに設定
・レビューと同じく、Gaming Appを使用することなくOC Modeを使いたい人のために、OC Modeをデフォルトに設定したBIOSをリリースした
なお、今回リリースされたBIOSは以下からダウンロードできます。
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GEFORCE GTX 1080 GAMING X 8G・
GEFORCE GTX 1070 GAMING X 8G意図的にOCされている以上、クロック差は誤差のレベルを超えていますが、
その性能差は、ライバルと優劣の差が逆転するほど大きなものでもなさそうなので、
これが大きな問題か否かは、人によって受け取り方が変わりそうです。
低レベルグラフィックスAPI「Vulkan」が発表、対応ドライバも登場
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新世代の低オーバーヘッドなグラフィックスAPI「Vulkan」,ついに正式始動 - 4Gamer
低レベルグラフィックスAPIであるVulkanが正式発表されました。
Vulkanは、AMDのMantleと同じハードウェアに近い (低レベル) APIで、
ドライバのオーバーヘッドを大幅に削減できることで、
GPUが持つパワーをフルに発揮させやすいとのこと。
VulkanはWindowsだけでなく、Linuxにも対応するほか、
Android 6.0にておいも、Googleが対応を表明しているそうです。
また、GPUメーカー各社がVulkan対応のBeta版ドライバをリリースしています。
ただし、NVIDIAとAMDはWindows向けですが、IntelはLinux向けとなります。
その他詳細、およびドライバの入手は上記をご覧下さい。
再起動後でもVRAMの内容が復元、読み取られてしまう可能性があるらしい
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The Palinopsia Bug - [hsmr]
いくつかのシステムで、再起動後でもVRAMの内容が消えることがなく、
VirtualBoxのゲストなどからでも、ホスト側のVRAMの内容が読み取れるそうです。
上記によると、影響を受けやすいOSとドライバの組み合わせは下記の通り。
・オープンソースのRadeon向けドライバを使用しているLinux
・NVIDIA向けのオープンソースnouveauドライバを使用しているLinux
・NVIDIA向けのプロプライエタリなドライバを使用しているLinux
・プロプライエタリなCatalystを使用しているWindows
また、影響を受けたビデオカードは下記の通り。
・Radeon HD3750/HD4350/HD4550
・NVS 5400M
・GeForce GT650M
これら以外ではテストは行っていないものの、
より多くのGPUがこの影響を受ける可能性が高いとのこと。
なお、内蔵GPUはこの影響を受けないものと思われますが、
ディスクリートGPUを搭載し、OSがそれらを切り替えることができる場合、
dGPUを強制的に使用するようにしていると影響を受けるようです。
また上記では、実際にテストを行った結果が掲載されています。
テストは、Radeon HD3750を搭載したLenovo ThinkPad W500が使用されており、
Windowsのワードパッドで機密文書に見立てた文書を作成し、画面をロック、
その後、攻撃者がシステムを再起動し、Xubuntuのライブシステムを起動、
そして、検証用コードを実行した後、VRAMの内容を復元しています。
結果は、完全に読み取れず、一部が読み取れる程度ではありますが、
画面全体がVRAMから復元できる可能性はあるそうです。
このほか、VirtualBoxの仮想マシンからVRAMへのアクセスも行っていますが、
現状の回避策 (軽減策) では、使用後はシステムをいったんシャットダウンし、
VRAMへの電源供給を遮断する必要があるようです。
Adaptive-Syncに対するNVIDIA/AMD両社の見解
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VESA規格の「Adaptive-Sync」登場でG-SYNCはどうなるのか? NVIDIAのG-SYNC担当者に聞いてみた - 4Gamer
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VESA標準の「Adaptive-Sync」はG-SYNCを駆逐できるのか? AMDの担当者にも聞いてみた - 4Gamer
4Gamerが、Adaptive-SyncについてNVIDIAのTom Petersen氏、そして、
AMDのRichard Huddy氏に対してインタビューを行っています。
当然のことながら、AMDはVESAによって標準化されたことによる優位性を主張、
一方のNVIDIAも、自社のG-SYNCが優位であるという主張をしています。
また、両社互いに相手の欠点も指摘しており、見比べるとおもしろいかもしれません。
ちなみに、NVIDIA側は、現段階ではAdaptive-Syncに対応する予定はないとのこと。
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Radeon R9 290Xは$549、GeForce GTX780/Titanは価格改定か
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AMD prepares four more GPUs - DigiTimes
AMDはRadeon R9/R7シリーズを発表しましたが、
VGAベンダー筋の情報によると、Radeon R9 260X、HD7770/HD7750で、
$109~$149クラスのGeForce GTX650シリーズに対抗、そして、
R7 240/250で$79~$99クラスののGeForce GT630/GT640に対抗するとのこと。
一方のNVIDIAは、11月に$199~$249、$99~$149クラスのシェアを守るため、
あわせて2種類のGPUの投入を計画しているそうです。
ハイエンド市場では、Radeon R9 290Xの価格は$549前後と予想されており、
NVIDIAはこれに対抗するため、GTX TitanとGTX780の価格改定を行うとみられ、
GTX780の価格は、$599あたりまで引き下げられると予想されています。
NVIDIAからはGeForce GTX770 Ti/760 Ti/750 Tiの登場が予想されていますが、
今回の情報の価格帯的には、GTX760 TiとGTX750 Tiあたりになるのでしょうか。
また、GTX780の価格改定にも期待したいところです。
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